ぶんぶんばあばの名づけ親

「ぶんぶん ばあば」の名付け親は、姪の男の子です。

彼は二歳になるまで、私を人見知りし、顔を見るとべそを

かいていたのですが、いつもミツバチのブローチをつけ、

ミツバチ絡みの品に囲まれた家で過ごす私に、ある日突然

 「ぶんぶん ばあば 」と呼びかけてきたのです。

そして、一寸きまり悪そうに私の膝に乗り、小さな指先で

ブローチに触れたのでした。

 私はもう大感激、なんて素敵な呼び名なんでしょう。

今では,下の女の子も、回らぬ舌で「ぶんぶん ばあば」と

呼んでくれています。