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ハチミツ料理の開拓と普及

1.ハチミツ料理の出会い

 もう50年前になるでしょうか。初夏、我が家に岐阜の渡辺養蜂場から優しい花の香りいっぱいのれんげ蜜1斗缶が届きました。
 母はちょうど出盛りの真っ赤な露地いちごを大皿に並べ、その上にキラキラ光るハチミツを糸状にしたたらせて、私に手渡してくれました。
父と兄弟のいる茶の間へ運ぶ途中、そっとつまんだ一粒。
心地よい香りが、口一杯に広がってきました。
私が初めておいしいハチミツに出会った瞬間でした。
 当時は、我が家でもハチミツは貴重品で、風邪でのどを痛めた時など薬用に使ったくらいでした。
 ハチミツは食卓に並ぶようになってから、牛乳、紅茶、くず湯、卵酒、お正月のおせち料理というぐあいに、我が家のハチミツ利用法は、少しずつ広がりをもっていきました。
 ただ砂糖をハチミツに置き換えるだけでなく、ハチミツのもつ特長をもっと上手に利用する方法は?
試行錯誤を続けながら、野菜料理、肉料理、魚料理、デザート・・・に素晴らしい効果を発見していきました。
 ハチミツの特長と料理、ミツバチの生活、ハチミツ料理の歴史、探求するほどいっそう魅力の増す世界です。
 ミツバチに導かれて、気がついたら72歳になりました。

ローヤルゼリーって?

「ローヤルゼリーって何ですか? ゼリー菓子ですか?」
私が初めてご説明に伺ったお宅での最初のご質問でした。
私が入社した当時は、ローヤルゼリーが日本に登場して間もない頃で、
ほとんど知られていませんでした。
 私自身 一応の商品知識は身に付けてはいましたが、「いいえ全く別物です、女王蜂の特別な食べ物です。」とお話しながら、頭の中はご説明の言葉探しで大混乱でした。
 無我夢中の中、お客様から「解かりました、一度試してみましょう。」 と言って下さいました。その時の嬉しさは今でも忘れられませんが、同時に自分の説明下手を猛省、例え一つの事柄でも簡単明瞭に伝えるには、その何十倍もの知識が必要なことを痛感、今日に繋がる貴重な体験になりました。

プロフィール

日本王乳センターのホームページはこちらから

1936年生まれ
東北大学教育学部2年課程修了
1966年㈱日本王乳センター入社
1975年ハチミツ料理に普及の為、附属・日本ハチミツ料理研究所を設立
1982年『ハチミツ料理健康法』共著 真珠書院
1984年養蜂史研究の為、エジプト各地視察
1985年『ハチミツの本』文化出版局
     第30回国際養蜂会議 書籍部門銅賞受賞
2001年日本ミード研究会主宰
2003年『はちみつ物語』ー食文化と料理法ー 真珠書院
2004年『はちみつ キレイをつくる74の魔法』 青春出版
2004年(有)日本ハチミツ料理研究所設立

<主なテレビ出演>
○テレビ東京 奥さん2じですよ「ハチミツで強く若く美しく」
○NHK ためしてガッテン「ハチミツ完全活用」
○テレビ朝日 内田忠男のモーニングショー「ハチミツ料理」
○TBS ニュースの森
○TBS はなまるマーケット
○日本テレビ それいけキンキ大放送
 他多数出演

きゅうりと大根のハチミツ漬け

ハチミツによってきゅうりの青臭さが消え、パリッとした食感が楽しめます。塩を使いませんので血圧の気になる方でも安心して召し上がれます。


<材料>きゅうり2本・大根6cm→400g位。 ハチミツ大さじ1
<作り方>
①きゅうり、大根は一口大の乱切りにします。                         ②①をボールに入れてハチミツを廻しかけ、手で軽く混ぜ全体をからませませます。
③ビニール袋に入れて、冷蔵庫へ。半日位で召し上がれますが、1~2日置く方が
 美味しくなります。好みで少量のしょうゆ、マヨネーズ、ドレッシングなどかけて召し
 あがって下さい。
 ※ビニール袋の中の浸出した水分は捨てずに召し上がって下さい。

                                                                                                    

れんげとミツバチ

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ミツバチのブローチ

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